プラスチックの安全性に関するQ&A

Q:プラスチック製の台所・食卓用品の煮沸消毒は可能ですか?

A:物理的には、その製品の耐熱温度が100℃以上を越えていれば煮沸に耐え、それ以下なら変形などのおそれがあるといえます。食器はポリカーボネートまたはポリプロピレンが使用されています。それらは、熱に強い樹脂なので、熱湯に入れて煮沸消毒しても、変形、変質の起きることはありません。品質表示の表示温度にまず注意してください。

Q:プラスチック容器を冷蔵庫で使用しても大丈夫ですか?

A:プラスチック容器のうちでポリプロピレン製のものは冷凍下では衝撃に対してもろくなることがあります。また、密封容器は、フタと本体との材質が異なる場合、ピッタリしなくなることがあります。

Q:プラスチック製の漬物樽でぬかみそをつけたら変なにおいがしたのですが?

A:漬物用の容器にはポリエチレンが使用されており、容器自体から臭気が出ることはありません。この場合のにおいは、かきまわすことを怠ったため、臭気を発生する菌が醸成され臭くなったと考えられます。ぬかみそは、かきまわすのを怠ると木の樽でもくさくなるのですから、プラスチック容器は木に比べて通気性がないので、一層かきまわす必要があります。